狂犬病、致死率、100、なぜ、水を怖がる理由

「狂犬病」一度は聞いたことのある名前だと思います。

現在の日本ではあまり狂犬病は聞きませんが、インドやフィリピン・中国では今でも多くの死者が出ています。

そして、静岡市に住む外国籍の男性が、狂犬病を発症し、先日亡くなったというニュースがありました。

去年9月ごろにフィリピンで犬に噛まれていたそうです・・・

国内では14年ぶりでいずれも日本で噛まれたわけではないのですが、致死率100%と言われているだけあって恐ろしい病気ですよね。

この記事では、狂犬病の致死率が100%と言われている理由を調査しました。

また、狂犬病を発症すると水を怖がるそうなのですが、それは一体なぜなのかも紹介していきたいと思います。

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狂犬病とは?

狂犬病とは“狂犬病ウイルス”に感染した犬やその他の動物に噛まれることで引き起こされる病気”です。

 

犬が狂犬病ウイルスに感染すると、徐々に興奮状態になり、ウロウロ歩き回ったり、目に入るものを手当り次第噛み付いたり、水・光・音などに過敏に反応を示すようになります。

最後はウイルスが脳や神経にまわり、麻痺状態になりやがて昏睡状態になり死に至るそうです。

人間への感染はこうした動物によって噛まれることで発症します。

 

日本では1950年より前に多くの犬が狂犬病と診断され、人間にも感染し死亡する人が多くいました。

しかし、狂犬病予防法により、犬の登録・ワクチン接種・検疫制度が整えられたため、7年という期間で狂犬病を撲滅しました。

狂犬病の致死率が100%なのはなぜ?

狂犬病になってしまうと、発症後、致死率が100%と言われていますね。

先程も書きましたが、日本では狂犬病感染する確率は低いですが、海外へ行った時にもしも噛まれてしまったら・・・

それが狂犬病ウイルスも持っていたら・・・

と考えるととても恐ろしいですね。

100%と言われてしまっては絶望的。

 

医療が発達している今の時代でも有効な治療法がないことが致死率100%、ほぼ確実に死ぬと言われている理由になります。

年間5万人超の命が奪われています。

ちなみに、発症後に生き残った人は世界も数人しかいないそうです・・・

 

では、自分がそうならないためにはどうしたら良いのか。

特に狂犬病がある国へ行く人は特にですが、ワクチン接種をすることです。

また、むやみに犬などの動物に近寄らないこと。

そして、万が一噛まれてしまったらすぐに病院へ行くことです。

(曝露後予防というワクチンや抗体を投与します)

発症してしまってからでは手遅れになります。

 

後は、犬を飼う時は犬の登録・予防注射を確実に行うことです。

飼い主はそういった部分もしっかりと考えたうえで、飼わなければいけませんね。

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狂犬病に感染するとなぜ水を怖がる?

狂犬病に感染すると「水を怖がる」といったことを聞いたことがあるかと思います。

個人的にもなぜ?と疑問に思っていましたので調査しました。

 

まず、狂犬病は噛まれてから1~3ヶ月の潜伏期間を経て、傷口の痛みやかゆみ、頭痛や発熱などの風邪のような症状から始まります。

いわゆる初期症状ですね。

その後、狂犬病ウイルスを持っている犬と同じで、興奮状態・麻痺・幻覚・神経錯乱、そして水・光・音に敏感になります。

「水を飲むと喉が痙攣して苦しくなる」ために「水を怖がる=恐水症」という症状になるそうです。

 

そして、最終的には全身痙攣や不整脈、全身の臓器に障害が起こり、死にいたります。

水を怖がるのにも理由があったんですね。

こんな症状が出てしまってはもうどうしようもないですね・・・

もしも自分がここまでなってしまったら、と考えると最悪の選択をしてしまいそうなほど怖いです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

発症後の致死率はほぼ100%というとても恐ろしい病気でしたね。

現在の日本では狂犬病はないので安心してしまっている自分もいましたが、だからこそ何もわからないというのが一番怖いです。

特に狂犬病がある国へ渡航される方は十分に注意してほしいです・・・

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